Miyabi Lifestyle Blog

M.P.C ~it's not fan to be life. ~

信用が可視化されるこれからの社会について

「信用の可視化」が重要になってくるのが、今や人々の情報交換の当たり前の手段となったSNSです。僕はあるバックパッカーの人から様々なお話を聞いてある1つのアプリの存在に驚きました。

つながりを可視化し、活性化するFacebook

世界中を旅した人に聞くと本当に驚かされるのが、世界中の人々がFacebookを利用しているしているという事実でした。

残念ながら中国では規制がかけられており、Facebookへのアクセスは出来ませんが、それ以外の国々であれば、らたとえミャンマーの奥地バガンであれ、ウガンダのガバレであれ、エクアドルのバニョカウントであれ、もちろんニューヨークでもパリでも、世界中の人々がFacebookのアカウントを持ち、身の回りの出来事や、友人、家族との日常について投稿し、共有しています。

今やFacebookは世界中の個人をダイレクトにつなげ、その繋がりを可視化している最も巨大なネットワークとなっています。

2014年前半の時点で、すでに利用者は12億8000万人を突破していました。
僕自身ものFacebookを介することで、すでに繋がりが可視化され、活性化されていることをとも楽しんでいます。

旅から帰国した後、ある方に友達申請をして、承認されると、既に2人の共通の知人がいることがありました。それが遠くの地球の裏側で旅のひとときを共にした友人だったりするのです。
従来であれば、繋がりとは、何度もコミュニケーションを重ねて、時間をかけてお互いのことを知り、初めて作られるものでした。そうして人々は信頼関係を築いて行きました。

しかし、Facebookを通じて、瞬時に目の前の相手が私の知る誰かと繋がっていることが可視化される場合、特にその共通の知人がどんな人だったか?
もまた、目の前の相手への信頼に大きく影響を及ぼすことになります。

これが「繋がりが可視化されている」という状況です。

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29億人がネットを介して繋がっている

2014年現在、世界におけるインターネットの、利用者は約29億人に上がり、これは72億人と言われる世界人口の4割に及ぶ数字です。
そして、インターネットの普及率は、先進国の78%に対して、途上国と呼ばれる国々では32%と、国によって差がありますが、人口比で言えば世界のインターネットユーザーの約3分の2は途上国の人々だということになります。
そして、この利用者数はアフリカなどにおけるモバイルブロードバンド利用率の著しい成長と共に、2013年からたった1年間で2億人ほど増えています。

今後、より多くの人々が世界中でインターネットにアクセスするようになるのは明らかでしょう。

「信頼をお金で買う時代」の終わり

これまで世界では、お金が信頼の媒介物としての特性を強めて以来、私たちのお金の使い方、消費のあり方も「信頼をお金で買う」という傾向を強めていきました。
お金がたくさん支払われることは、それだけ多くの信頼をされている事を意味する。

つまり、私たちはお金をサービスや製品の対価として誰かに支払う時、その他者への信頼度に応じて、支払うお金の量をコントロールしていたのです。
例えば、同じような服でも、提供している企業やブランドによって私たちが支払う金額は変わります。
それは製品自体の品質に寄せる信頼の差や、アフターケアなども含め、その製品を提供する企業やブランド、その担い手への信頼に対しての差が大きな要因となっているのです。

しかし、情報技術の発展によって、世界中の一人ひとりが、誰と繋がり、何を体験し、その体験を通じて互いが相手をどれくらい信頼しているのか?が記録され、公開される様になりました。これは、世界中の一人ひとり、または企業や団体の一つ一人が持っている信頼の「質」と「量」が、言語化され、記録され、公開されることによって、可視化され得る環境が生まれつつある事を意味します。

それにより、僕たちは「信頼をお金で測る」「お金で信頼を買う」という行為を必要としなくなりました。


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Yahoo!オークションAmazon

僕たちはこう言ったオークションアプリやサイトを通じて、既に新しいお金の世界を経験しているんです。

これに近いことは、皆さんも既に体験されていると思います。
Yahoo!オークションAmazonなどでネットショッピングをする際に口コミを見たりするアレと一緒です!
あったこともない人から物を購入するのに、私たちはネット上にある情報を見て、相手が信頼できるのかどうかをもはや自然に判断しています。
さらに、インターネットを信頼の媒介物とすることで、「お金を介さない交換」すら可能となったのです。
カウチサーフィンにおけるホストとゲストの関係も、まさに信頼の可視化によるお金を介さない交換。これこそ、新しいお金の世界の到来を示しています。

しかし、この交換にも、やはり三つの信頼が必要です。媒介物そのものへの信頼(この場合はインターネットというシステム自体への信頼)、自分自身がインターネットを通じて交換に値する価値のある何かを有していると信じていること。
そして、相手もそれを信頼してくれていることが必要となります。

もちろん、インターネットというシステムが持つ脆さがある限り、完全に信じきれるものとは言い切れません。

しかし現に、人々はそれによって世界中で寝る場所と食事を、ホストはFacebookなどで見聞き、ひらがなで書いた自分の名前を知るなどの異文化を経験することが出来る。
そして、両者ともに遠い世界のどこかに暮らす友人との思い出と信頼関係を獲得することが出来たのです。

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「所有と交換」から「共有と共創」の時代へ

このように、インターネットがお金に代わり、「信頼の媒介物」となるにつれて、僕たちの「所有」という概念も大きく変化しています。
従来のお金を媒介とした「交換」ではなく、「共感」をベースにした「共有」へ、さらには「消費」ではなく、「共創」へとパラダイムシフトが起こり始めているのです。
そのような変化の根底には、人と人との「つながり」が持つ価値とパワーをこれまで以上に大切にしようとする価値観の変化があります。

これまでのマネー資本主義(キャピタリズム)崩壊の先に、人と人の「つながり」が資本となり、革新的な製品やサービスを生み出すエネルギーの根源となる、新たな資本主義の世界、即ち「つながりキャピタリズム」の世界が到来しつつあるのです。

「信頼の媒介物」としての役割をインターネットが担う世界が始まっているのです。

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bye!!