読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

Miyabi Lifestyle Blog

M.P.C ~it's not fan to be life. ~

価格変化と代替効果

10話

リンゴの価格が変化した時の、リンゴの消費量に与える
効果を考えてみましょう。

りんごの価格が低下すればミカンよりもリンゴを購入する
ことが相対的に有利になりますから、りんごの消費が
増加します。

これを

代替効果

と呼んでいます。

価格変化は

代替効果

所得効果

に分解出来ます。

代替効果は実質的な所得が変化しない時の価格変化の
動きであり、プラスになります。

所得効果は正常財であればプラスですが、
劣等財の場合にはマイナスになります。

正常財であれば、その財の価値が低下すると、必ず
その財の購入量は増加します。

しかし、
所得効果がマイナスの劣等財の場合は、
価格が低下した時、代替効果を所得効果が相殺する
方向に働くので、総合すると効果がどうなるかを確定
できません。



りんごの価格が下がると代替効果と所得効果が生まれりんごの消費が増える

飢饉でじゃがいも以外の食べ物が値下がりした?


所得効果がマイナスの劣等財では、
その財の価格の低下により、その財の需要が減少することも
あり得ます。

こうした財は

ギッフェン財

と呼ばれています。

その財の価格が低下すると実質的な所得が増加するため、
劣等財であれば所得効果からはその財の需要が減少します。

これに対して、代替効果からは、価格の低下によって
その財に対する需要は増加します。

このとき、代替効果よりも所得効果の方が大きければ、
価格の低下によって需要は減少します。

1845年のアイルランドでは、飢饉でじゃがいもの価格が
上昇しました。

このとき、経済的余裕がない家計は他の財(パンや肉)
に対する支出を減らしてじゃがいもの支出を増やしたので、
他の財の価格が下がったのです。

価格の低下と需要の減少が同時に起こったわけです。





代替財と補完財

りんごの需要は、所得やリンゴの価格だけでなく、
他の財、特に果物の価格によっても変わります。

例えば、ミカンの価格が上昇すると、リンゴの需要は
刺激されます。

これはリンゴのミカンに対する相対的な価格が低下し、
ミカンと比べて相対的にりんごが安くなるからです。

このような、他財の価格の変化による需要の変化を

クロスの代替効果

といいます。

ミカンの価格の上昇はミカンからりんごへの需要の
代替を引き起こすため、このような関係の財は

代替財

と呼ばれます。

一方、例えば紅茶とレモン、パンとバター、
野球用具のボールとバットなどセットで需要が減少します。

例えば、バターが値上がりすると、両方の財の需要が減少
するだけでなく、パンの需要も減少します。

このような関係にある2つの財は

補完財

と呼ばれます。

bye!!