読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

Miyabi Lifestyle Blog

M.P.C ~it's not fan to be life. ~

価格と需要と供給の関係

第5話

モノの値段は需要と供給の相対的な関係で決まりますよね。
需要曲線と供給曲線が交わって価格が決まるという
グラフは、中学や高校の社会科の授業で、きっと多くの
人が目にした事があるでしょう。

しかし、ある財の需要量と供給量はあらかじめ
決まっているわけではありません。

需要量と供給量もまた、価格の変化から影響をら受けます。

そこで、
価格が家計の消費行動にどんな影響を与えるか、
また、
価格が企業の供給行動にどのような影響を与えるのか、
考えてみましょう。




リンゴを何個買えば得になる??


まず、
価格が需要に与える影響とはどんなものでしょう。

家計が、
ある財(例えばリンゴ)を購入する場合を想定します。

その財の1単位あたりのコストが、
その財の価値(例えばリンゴ1個100円)になります。

一人一人の消費者から見ると、価値は売る側によって
あらかじめ決められてきます。

従って、リンゴの市場価値は、消費者が買う量とは
無関係に決まります。

経済学的な言い方をすると、
「市場価値は購入量とは独立の一定値を取る」わけです。

この場合、家計は
「ある与えられた価格のもとで、どれだけの総コストをかけてその財を購入し、消費すべきか」
という意思決定の問題に直面する事になります。

簡単に言えば
「リンゴを買うときに、
いったい何個買うのが一番お得になるか」という事です。

この事を考えるには、まず
「限界」という概念を理解しておく事が必要です。

「限界」とは、増加分の事。

ミクロ経済学では、
この「限界」という概念がとても重要です。



限界コストとは何か

例えば、1個100円のリンゴを、
すでにあなたが3個購入してきたとします。

もう1個追加でリンゴを買う事があなたにとって特になるか
損になるかを、この限界概念を適用して考えてみよう。


あなた既に3個リンゴを購入しているので、
もう1個リンゴを追加して購入すると、
購入総金額は300円から400円に増えます。

このとき、限界購入金額はいくらになるでしょうか。

限界購入金額は、一単位だけ余計にその財を購入するときにかかる総コストの増加分(=限界コスト)

を意味します。

このときの限界購入金額は、
400-300=100円。

このように、限界購入金額の100円は、
リンゴの価格に等しくなります。

つまり、価格はその財を消費する際の限界コストの
指標になるのです。



限界メリットとは何か

一方、ある消費財の購入量を拡大すると、購入総コストが
増加しますが、消費から得られる満足度も増します。

要は、リンゴ2個よりも3個買う方が満足度が高くなる、
という事です。

しかし、リンゴを買うたびに、リンゴを1個買うことで
得られる満足度は少なくなります。

例えば1個目を買う事で得られる満足度が200だとしたら、
2個目を買う事で得られる満足度は180、
3個目は150と少なくなっていきます。

✴︎このように、財を一つ買う事で得られる満足度を金銭的な大きさに置き直したものを「限界メリット」といいます。

もちろん限界メリットは消費者の頭の中での主観的な評価
ですが、ここでは金銭で表示できると考えます。




最適な消費行動とは

このように見たときに、最適な消費決定の条件は、
限界メリットと限界コストが一致する事です。

先ほどの例であれば、
リンゴを購入する際の限界コスト(=価格)は
何個目でも100円です。

もしあなたが3個目のリンゴを買って食べたときの
限界メリットが150円だとすると、100出しても得られる
満足の方が高いですから、あなたの得になります。

しかし更にもう1個、4個のリンゴのを購入したときの
限界的なメリットが50円だとしたらどうでしょうか。

限界コストよりも得られる満足度の方が低いから、
買うのは損。

つまり、
家計にとってはリンゴ100円で3個まで購入し、
4個目は購入しないのが最も望ましい
消費行動という事になります。




価格が上がると需要は下がる

それでは、リンゴの価格が200円に上昇した場合、
消費行動にはとのような影響が出るでしょうか。

価格が200円に上がれば、
限界コストも200円に上昇します。

従って、3個目では限界コスト(200円)の方が
限界メリット(150円)よりも高くなり、家計にとっては
損する事になります。

リンゴの価格が200円に上がった場合、リンゴの購入は
2個までに抑えた方がいい事になります。

このように消費行動を分析すると、

リンゴの価格が上昇すると限界コストが上昇するので、リンゴの需用量は減少する

と予測できます。

こうした価格と購入したい量(需要量)との組み合わせを、
縦軸に価格、横軸に数量を取る図で表したのが

需要曲線

です。

アルフレッドマーシャル
彼によって供給需要曲線の形式は確立されました。

bey!!